ニャー吉
目次
はじめに
先祖代々のお墓がない人などは、将来のご自身のお墓について考えたり、家族間で話し合ったりして検討している方もいらっしゃると思います。
お墓の種類も、代々継承する家族墓や両家墓、継承しない個人墓や永代供養墓、納骨堂などがあります。
家族墓にするなら、墓地は寺院墓地や公営墓地、民営墓地などの検討が必要です。
ところで、すでにお墓がある人はどんなお墓を持っているのでしょうか。一般社団法人日本消費者協会が2017年に行ったアンケート調査によると以下の結果が出ています。
〈今持っているお墓BEST5〉
1位 | 霊園の代々のお墓 | 36.8% |
2位 | 寺院や教会の代々のお墓 | 35.5% |
3位 | お墓を持っていない | 17.2% |
4位 | 建物の中のお墓 | 3.4% |
5位 | 寺院の合葬墓 | 2.7% |
このアンケートは、今持っているお墓についてですが「お墓を持っていない」と回答した方は17.2%いました。
また、日本の伝統的な文化や歴史などの影響でしょうか、やはりお墓で多いのは霊園・寺院などにお墓を建てているケースです。1位、2位を合わせて72.3%です。
新しいお墓の形として、納骨堂や樹木葬、散骨、宇宙葬などがあります。でも、このようなアンケート結果からも、一般的なお墓のイメージというとまだまだ墓地・霊園にお墓を建てる形なんでしょうね。
今回のテーマは、主に霊園や墓地に見学に行った際のチェックポイントです。
お墓・墓地の情報を収集しましょう
ニャー吉
希望の条件に合うお墓を探すためには情報収集が大切です。
永代使用料や管理費などの費用(予算)、立地条件、交通の便、施設の充実度など希望する条件はどなたもいくつかあると思います。
お墓の情報収集の方法は、お住まいの自治体の情報を入手する、新聞広告で確認する、葬儀社や石材店などでパンフレットをもらうなどがあります。
一番良い方法は、たくさんの最新情報を早く気軽に簡単に自宅に居ながら入手できるお墓検索ポータルサイトの活用です。
例えば、おすすめのポータルサイトは「いいお墓」です。NHKでも紹介された信頼度の高いサイトで東証一部上場企業の㈱鎌倉新書が運営しています。
あなたの希望の条件に合うお墓が見つかれば、無料で資料請求できます。
交通は便利か、立地や周辺の環境を確認しましょう
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一番大切なことは、家族がお参りしやすい場所にあることです。以下の項目をチェックしましょう。
- 自宅からの交通手段や所要時間はどのくらいかかるか(アクセスしやすいか)。
- 車でお参りする場合は、駐車場が確保されているか。また、駐車場からお墓までの距離は適当か。
- 公共交通機関でお参りできるか(家族が高齢の場合など車を運転できない時)。
- お墓までのに、長い階段や急な坂道があるかないか。
- 日当たりや風通し、水はけ、周辺環境はどうか。
私の両親が契約したお寺は、実家の近所にあり交通の便も良く、やや時間はかかりますが歩いていくことも可能な距離にあります。
ただ、私の自宅からは離れているため、この先気軽にお墓参りはできないのが悩みの種です。
設備は充実しているか確認しましょう
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- 駐車場、トイレ、休憩所などの設備は充実しているか。
- 水桶やひしゃくなどのお参り道具は用意されているか。
- 水道栓は十分にあるか。
- 施設や墓地全般、清掃は行き届いているか、衛生面に問題はないか。
- バリアフリーにも対応しているか。
- 周辺にお花屋や線香などを購入する店はあるか。
経営主体(運営主体)はどこか、経営状況はどうか確認しましょう
ニャー吉
中には、規制を免れるために宗教法人の名義を借りて運営している業者もいます。
計画が急に中止になたり、一般的な相場と比較して極端に費用が高かったり、詐欺によって騙される可能性もあります。
契約してから後悔しないように、経営主体はどこか事前に運営母体や寺院に直接確認したり、最低限ホームページで情報を集めることは必要です。
経営主体が実際にどんな活動を行っているか知っておくことも大切です。
宗旨・宗派が問われるか確認しましょう
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公営墓地の場合は、基本的に宗旨・宗派は不問です。寺院墓地や民営墓地については事前に確認しておく必要があります。
寺院墓地は檀家になることが条件のため、お寺と契約する際には注意しましょう。先祖代々の宗教を確認する、改宗することを前提に検討することもあるかもしれません。
民営墓地や霊園は宗旨・宗派が問われないことが多いですが念のため確認は必要です。
施設によっては、宗旨・宗派の意味や内容が異なる場合があります。
希望のデザインのお墓を建てられるか確認しましょう
個性的なデザインのお墓を建てたい時は、契約を希望する墓地や霊園に事前に確認しておく必要があります。
寺院墓地の場合は、一般的にお墓の自由度は低く、お墓の形や大きさが指定されていたりオリジナルデザインのお墓を建てることはできない場合があります。
民営墓地(霊園)については指定業者制度があるため、好みの石材店を選ぶことができないことが一般的です。
お墓のデザインにこだわりのある方は、契約前に墓地・霊園に相談してみましょう。
また、墓地・霊園にはそれぞれ使用規則があります。この使用規則を確認しておくことも大切です。
管理体制を確認しましょう
ニャー吉
例えば、運営主体(宗教法人)が直接管理していると思っていたら、実は委託を受けた会社が管理している場合があります。
委託を受けた会社が信頼できる会社なら安心できますが、しっかりと責任を持って管理してくれない会社ではこの先不安です。
管理はいいかげんなのに、管理費は割高だったなんてことのないように経営主体を確認するだけでなく、維持・管理体制も把握しておきましょう。
まとめ
ニャー吉
墓地・霊園の契約を考えたら、まず最初にお墓の情報収集を行います。情報収集はポータルサイトで検索すると良い情報を気軽に早く入手することができます。
あなたの希望する条件に合うお墓が見つかったら資料請求して詳しい内容を確認してみましょう。
次は、実際にご自身の目で確かめるために墓地・霊園を見学することが大切です。この時に交通の便や所要時間なども確認できます。
- 交通は便利か、立地や周辺の環境を確認しましょう。
- 設備は充実しているか確認しましょう。
- 経営主体はどこか、経営状況はどうか確認しましょう。
- 宗旨・宗派が問われるか確認しましょう。
- 希望のデザインのお墓が建てられるか確認しましょう。
- 管理体制を確認しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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